今回は【WAIZOWL Lightning60】をレビューしていきます。
本記事の内容
- スペック
- パッケージ同梱物
- WAIZOWL Lightning60の特徴
- WAIZOWL Lightning60の機能
- ソフトウェア
- WAIZOWL Lightning60の使用感
- WAIZOWL Lightning60 まとめ
- WAIZOWL Lightning60はこんな人におすすめ
本記事の執筆者
パトス(@youlife1024)
- パトログの管理人
(FPSとゲーミングデバイスのメディア) - 根っからのFPSゲーマー
(FPS歴10年↑) - ゲーミングデバイス好き
(デバイス情報がご飯のお供)
本記事を書いている僕はFPS歴10年ほど(CSGO|PUBG|APEX|VALORANT)
僕自身がデバイス好きのFPSゲーマーなので、同じFPSゲーマー目線での悩みや疑問の解消を手助けできるはずです。
パトスのキーボードの好み
- こだわり:矢印キーがあること
(ゲーム、普段使いの両立) - キー配列:英語配列
(キーキャップの選択肢が多い) - キースイッチ:リニア
(ド安定の心地良い打鍵感)
WAIZOWL初の磁気ゲーミングキーボード、それがWAIZOWL Lightning60です。
同社のWAIZOWL -梟- マウスパッドとの親和性が高いデザインで、デスクを広く使える60%サイズを採用しています。
また、専用のキーボードケースやアビエイター付コイルケーブルが付属するなども特徴的なポイントです。
ただし、販売サイトでは製品の詳細情報が薄く、いまいちピンとこなかった人がいるんじゃないかと思います。
この記事では、WAIZOWL Lightning60の特徴や筆者が実際に使ってみての使用感などを詳しく解説していきますので最後までじっくりと読んでみてください。
それでは早速本題に移っていきます。
本記事はDeviceArmoury様からサンプルを提供いただき、レビューしています。
目次
スペック
メーカー/ブランド | WAIZOWL |
製品名 | WAIZOWL Lightning60 |
サイズ | 60% |
寸法 (横幅x奥行x高さ) |
303.2x113.2x29.4mm |
重量 | 740g |
ケース | アルミフレーム |
マウント方式 | ガスケットマウント |
カラー展開 | Black |
タイピング角度 | 6°(実測値) |
キー配列 | 英語配列 |
キーキャップ | ABS |
キースイッチ | Raesha V1(改良版) |
接続ケーブル | USB-Cケーブル |
アクチュエーションポイント | 0.2~3.8mm |
押下圧 | 40gf-60gf |
ラピッドトリガー | 対応 |
接続方式 | USB-C(有線) |
ポーリングレート | 1000Hz |
ライティング | 有 |
ソフトウェア | 有 |
保証期間 | - |
価格(執筆時点) | ¥25,980 |
パッケージ同梱物
同梱物 |
キーボード本体 x 1 |
アビエイター付きコイルケーブル x 1 |
キーボードカバー x 1 |
キーボード専用ケース x 1 |
取扱説明書 |
WAIZOWL Lightning60の特徴
- 外観/ケース
- サイズ
- 重量
- キー配列
- キースイッチ
- キーキャップ
- スタビライザー
- 打鍵音
- 滑り止め
- ケーブル
WAIZOWL Lightning60の特徴を一つずつ詳しく紹介していきます。
外観/ケース
全体的にネイビーを基調とした落ち着いたデザインをしています。
ケースはアルミフレーム、底面がプラスチック素材で構成されています。
高級感をだしつつも、持ち運びや取り回ししやすい作りに仕上がっています。
また、ケースの角はしっかり丸められているので、万が一振ったマウスや手がぶつかったとしてもケガにつながる心配はありません。
サイズ
横幅 | 303.2mm |
奥行 | 113.2mm |
高さ | 29.4mm |
サイズ | 60% |
タイピング角度 | 6°(実測値) |
コンパクトな60%サイズです。
TKL(テンキーレス)サイズや75%サイズよりもデスク上のスペースを広く使えるため、マウスの可動域を広く使えることはもちろん、デバイスの配置に自由度が増します。
ただし、その分ファンクションキー(F1~F12)などは省略されているため、普段使いや作業使いには不向きとされています。
重量
公称値 | - |
実測値 | 740g |
比較的軽めでありながらもしっかりと固定される重量となっていて、インゲーム中でもズレることはありません。
1kgを超えるような重さではないので、片手で簡単に持ち上げることが可能で、万が一落としてしまったとしても傷やケガにつながることはないでしょう。
キー配列
配列 | 英語配列 |
キー数 | 61 |
1u | Esc 一般キー |
1.25u | Ctrl Win Alt FN1 FN2 |
1.5u | Tab |\ |
1.75u | Caps Lock |
2u | Backspace |
2.25u | 左Shift Enter |
2.75u | 右Shift |
6.25u | Space |
※u:Unitの略
英語配列の61キーとなり、標準的な60%レイアウトです。
各キーキャップのサイズは上記の通りになります。
キースイッチ
スイッチ | Raesha V1(改良版) |
スイッチタイプ | 磁気スイッチ(リニアタイプ) |
耐久性 | 1億回以上 |
押下圧 | 40gf-60gf |
キーストローク | 3.8mm |
アクチュエーションポイント | 0.2~3.8mm |
ホットスワップ | 可能 |
Raesha V1(改良版)が採用されています。
従来のRaesha V1スイッチが
- キーストローク:4.0mm
- 押下圧:35gf-60gf
だったため、僕が個人的に改良版と呼んでいるだけであって正式名称ではありません。
静音性に優れたリニアスイッチで、ボックスステムの軸ブレの少なさと軽快なキータッチが特徴的です。
ファクトリールブ済みで、キーを押し込んだ際の擦れ感もありません。
キーキャップ
材質 | ABS |
印刷技術 | - |
プロファイル | Cherry |
互換性 | CherryMX互換 |
厚み | 1.3mm(実測値) |
ABS素材のキーキャップで、厚みは実測値で1.3mmほどでした。
まるでルーン文字をイメージしたような珍しいフォントになっています。
材質の関係上、手汗や指紋などの汚れが結構目立ちます。
ちなみにスペースキーの裏側はこんな感じです。
スタビライザー
プレートマウント方式のスラビライザーです。
ファクトリールブがされており、最初から擦れ感などが一切ありません。
打鍵音
Raeshaスイッチの特徴でもあるカタカタとした高音寄りの打鍵音になります。
また、ガスケットマウント方式が採用されていることや内部構造の関係上、打鍵時の振動や音を抑えてくれるため、キーを強く押した際の反響音なども一切発生しません。
実際の打鍵音は以下の動画でチェックしてみてください。
WAIZOWL Lightning60の打鍵音
滑り止め
ゴム材質の滑り止めが4か所に設置されています。
性能は申し分なく、インゲーム中の激しい操作時にもしっかり固定してくれます。
ケーブル
アビエイター付コイルケーブルが付属します。
通常のコイルケーブルが付属することは珍しくありませんが、アビエイターが付いているケーブルは中々ありませんね。
BlackのコイルケーブルにSilverのアビエイターがついており、付属のケーブルとは思えない仕上がりです。
ケーブルには収納用のバンドの付属しますが、なぜかケーブルからバンドが外れていました。
まとめるときには問題なく使えますが、使わない時に困りますね。
接続端子はUSB-A to USB-Cとなっています。
接続端子の場所はゲーミングキーボードに多く採用されている左側になっています。
WAIZOWL Lightning60の機能
- アクチュエーションポイント
- ラピッドトリガー
WAIZOWL Lightning60の機能を抜粋したので、これから一つずつ紹介していきます。
アクチュエーションポイント
アクチュエーションポイント(以下AP)は0.2~3.8mmまでの範囲を0.1mm刻みで調整可能です。
また、FPSでの移動キーとして使うWASDだけAPを短く調整したり、誤爆を防ぎたいスペースキーなどはAPを長めに調整したりとキーごとに調整が可能です。
ラピッドトリガー
ラピッドトリガー(以下RT)は0.1~3.6mmまでの範囲を0.1mm刻みで調整可能です。
また、キーを押し込む時(Key down)とキーを離す時(Key up)で別々の数値を設定することができます。
ソフトウェア
WAIZOWL Lightning60のソフトウェアは下記のリンクからダウンロードすることができます。
ソフトウェアでは下記の項目を細かく設定することができます。
- General
- Keyboard
- Sensitivity
- LED
- Macro
※バージョンによって画面の表示内容が異なる場合があります
General
キーボードのファームウェアアップデートの確認などができます。
Keyboard
キー割り振りやFnレイアウトの変更が可能です。
Sensitivity
各キーに対するAP / RTの調整が可能です。
LED
Macro
WAIZOWL Lightning60の使用感
コンパクトな60%サイズを採用していることから、マウスを操作するスペースを広く確保することができます。
また、デスク上のデバイス配置の自由度が高くなるため、小さいデスクを使っていてもスペースに困ることが少ないと言えるでしょう。
採用されているRaesha磁気スイッチは軽快な押し心地を求める人に適しており、ボックスステム形状はキーを押し込んだ際のグラつきを軽減してくれます。
また、キーを強く押し込んだ際の反響音なども一切なく、特に反響音が大きくなりがちなスペースキーも反響音が発生しません。
僕の環境下ではインゲームにおいてもしっかりAP、RTは反映されており、入力切れなどの不具合も発生しませんでした。
ただし、気になる点もあります。
キーキャップがABS素材のためか汚れが非常に目立ちやすいのと耐久性が低いことです。
手汗や指紋などが目立つため、拭き掃除の頻度が高くなります。
また、PBTのキーキャップに比べてABSのキーキャップは耐久性が低く、アルコールティッシュなどを使うとより表面塗装の劣化がより早くなる恐れがあります。
ソフトウェア面だと記事執筆時点ではWeb版ドライバーはなし、そしてAPの最小値が0.2mm~しか設定ができません。
APを0.1mmに設定してプレイしている人にとっては痛いポイントだと言えるでしょう。
また、Wooting 60HEのような60%キーボードでは、キーの少なさを補えるMod Tapなどの便利機能が使えましたが、WAIZOWL Lightning60ではそれができないことにも注意が必要です。
WAIZOWL Lightning60 まとめ
WAIZOWL Lightning60をまとめると以下のとおりです。
総合評価 (4.0)
メリット
- デスク上のスペースを広く使える60%サイズ
- 高級感があり、魅力的なデザイン
- 充実した付属品
- 軸ブレが少ないRaesha磁気スイッチ
- 打鍵時の反響音がない
デメリット
- 普段使いには向かない
- 汚れが目立ち、耐久性に劣るABSキーキャップ
- APの最小値が0.2mm~
WAIZOWL Lightning60はこんな人におすすめ
- デバイスをWAIZOWL製品で揃えている
- ネイビーで高級感のある外観が好み
- デスク上のスペースを広く確保したい
- 軽快なキータッチを求める
- 打鍵音にこだわりたい
- カスタマイズ不要で不満なく使いたい
- キーボードの持ち運びをすることがある
- 日本語のサポートがあると安心する
今回は【WAIZOWL Lightning60】をレビューさせていただきました。
高級感のある外観にガスケットマウントなどにより軽快なキータッチをもたらすことから、見た目と打鍵感などにこだわりたい人に最適な磁気ゲーミングキーボードだと言えるでしょう。
APが0.1mmに設定できないことやソフトウェア周りに関してはまだまだ改善点が残り、それでいて25,980円という強気な価格設定ではありますが、WAIZOWL製品で揃えていたり、このデザイン性が好みであれば購入の選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
ここまでご覧いただき、ありがとうございました!
この記事が、WAIZOWL Lightning60を気になっている方や購入を迷っている方の参考になれば幸いです。
以上、パトスでした!
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