本記事の内容
- 最初に知りたい!Ninjutso Soraの要点まとめ
- 購入した経緯
- パッケージ同梱物
- カタログスペック
- Ninjutso Soraの特徴
- 専用ソフトウェアの使い方
- Ninjutso Soraの持ち方
- Ninjutso Soraの使用感
僕自身がゲーマーなので、同じゲーマーの悩みや疑問の解消を手助けできるはずです。
今回は【Ninjutso Sora】をレビューしていきます。
Ninjutsoから発売されたXM1クローン形状のゲーミングマウス。
ソリッドシェル採用の外観上の肉抜きなしで驚異の重量45gということが注目されがちですが、細部に至るまでしっかり設計され、痒い所に手が届く機能も充実しています。
この記事ではそんなNinjutso Soraの特徴や実際に筆者が感じた使用感などを詳しく解説していきますので最後までじっくりと読んでみてください。
それでは前置きはこの辺にして早速本題に移っていきますね。
目次
最初に知りたい!Ninjutso Soraの要点まとめ
Ninjutso Soraのまとめ
- 左右対称の中型マウス
- くびれとお尻の膨らみがマイルドになったXM1クローン形状
- ソリッドシェル採用の超軽量45gなのにビルドクオリティが高い
- つまみ ~ つかみ持ちに最適
- かぶせ持ち / 手が大きい方には不向きな印象
- 水平方向のエイムがやりやすい
- 手汗をかくと表面とホイールが滑りやすい
- XM1クローン形状で軽さを重視し、つまみ ~ つかみ持ちで水平エイムの精度を高めたい方にオススメ
購入した経緯
パッケージ同梱物
同梱物 |
Ninjutso Sora Wireless Gaming Mouse x 1 |
USBレシーバー x 1 |
USB-C 充電ケーブル x 1 |
延長アダプター x 1 |
交換用ソール (大) x 1 |
取扱説明書 |
カタログスペック
メーカー / ブランド | Ninjutso |
製品名 | Ninjutso Sora Wireless Gaming Mouse |
形状 | 左右対称 |
寸法(長さ x 横幅 x 高さ) | 120.8 x 64.5 x 37.3 (mm) ※グリップ幅:59.8mm |
重量 | 45g ± 2g |
カラー展開 | ・Black ・White |
ソール | バージンPTFE 実測値:0.6mm |
接続ケーブル | パラコードUSB-Cケーブル |
ボタン | 6 |
スイッチ | Huano Pink Dot |
センサー | Pixart PAW3395 |
IPS | 650 |
DPI | 50 - 26000 |
加速度 | 50G |
ポーリングレート | 125 / 500 / 1000 (Hz) |
LOD | 1mm / 2mm |
接続方式 | ・2.4Ghz (無線) ・USB-C (有線) |
バッテリー | 最大70時間 |
ソフトウェア | 有 (Ninjutso Sora) |
保証期間 | 1年間 |
価格 | ¥ 12,990 (ふもっふのおみせ販売価格) |
Ninjutso Soraの特徴
- 外観 / 形状
- サイズ
- 重量
- ボタン
- センサー
- ソール
- ケーブル
上記のNinjutso Soraの特徴を一つずつ紹介していきますね。
外観 / 形状
ソリッドシェル採用で左右対称のXM1クローン形状。
表面は最近の軽量マウスに採用されているマットコーティングでサラサラとしています。
通常時は問題ないですが、手汗などをかくと少し滑りやすい印象。
グリップ部分はしっかりとくびれていてフィット感が高いです。
手のひらではなく、親指と小指の第一関節で固定するようなイメージ。
底面下部にはUSBレシーバーの収納スペースがあります
サイズ
長さ | 120.8mm |
横幅 | 64.5mm |
高さ | 37.3mm |
グリップ幅 | 59.8mm |
中型サイズのマウスに分類されるでしょう。
XM1Rとのサイズ比較
SoraはXM1Rよりクリック部分が短くなり、くびれ具合とお尻の膨らみ具合がマイルドになっています。
握った感じはXM1Rより小さく感じるためXM1Rが大きいと感じる方はSoraを使ってみると絶妙なフィット感を得られる可能性が高いです。
X2 Miniとのサイズ比較
SoraとX2 / X2 Miniは全く別のマウスとなっています。
X2 Miniはくびれがない寸胴形状でお尻の膨らみがほぼありませんが、Soraはくびれがあり、お尻の膨らみがある形状となっています。
LAMZU Atlantisとのサイズ比較
AtlantisはSoraよりもややお尻の膨らみがあり、長さが2mmほど長くなっています。
実際に握ってみると数値以上にAtlantisが一回り大きく感じます。
重量
公称値 | 45g |
実測値 | 47g |
剛性の高いソリッドシェルでマウスの底面を肉抜きせずに45g ± 2gを実現しています。
軽量化時にはソリッドシェルではなく表面に穴をあけたり底面を肉抜きするマウスが多い中、外観上の肉抜きを一切せずにここまでの軽量化を実現していることがSoraの卓越しているポイントだと言えるでしょう。
ボタン
- クリック
- ホイール
- サイドボタン
- DPIボタン
それぞれ説明していきますね。
各種ボタン / スイッチの動作音に関しては以下の動画を参考にしてみてください。
クリック
クリック部分はセパレートタイプとなっており、Huano Pink Dot スイッチが搭載されています。
軽いのにしっかりとした押し心地で指切りしやすく、左右のクリック感も違いがない優秀なスイッチです。
ホイール
回しやすいけど誤爆しづらくホイールクリックの硬さも適切、加えて静音性の高い動作音のため完璧に近いホイールと言っても過言ではありません。
ただし手汗をかくとホイールが滑りやすくなってしまうので、そこだけ注意が必要です。
サイドボタン
細身のサイドボタンがちょうどグリップ部分の真上に取り付けられています。
つかみ持ちの場合は親指をそのまま上に持ってくるだけでサイドボタンを押せるような配置になっている印象です。
押し心地は軽くて明瞭で静音性の高い動作音となっているのでこれといって不満点はありません。
DPIボタン
初期値:400 (赤) / 800 (紫) / 1600 (青) / 3200 (緑)
マウス表面のDPIランプの色で判断可能。
センサー
センサー | Pixart PAW3395 |
IPS | 650 |
DPI | 50 - 26000 |
ポーリングレート | 125 / 500 / 1000 |
加速度 | 50G |
センサー位置はややフロント寄りとなっています。
以下の画像はMouseTesterで実施したNinjutso Soraのセンサーテストの結果です。(マウスパッドはVAXEE PAで検証)
センサーテスト
ソール
初期ソールはバージンPTFE (小) です。
100%PTFEソールで、ほどよく滑るバランス型ソールという印象を受けました。
サードパーティー製のPTFEソールに比べると多少エッジの処理が気になりますが、現在流通しているマウスパッドとの併用では問題ないでしょう。
ソール交換をせずに使用しても問題ないクオリティです。
また交換用ソール (大) として面ソールも付属しています。
ソールの実測値は0.6mmでした。
薄すぎず、厚すぎずといった標準的な厚さとなっています。
ケーブル
柔軟性に優れたパラコード仕様のUSB-Cケーブルです。
芯は残っておらず取り回しやすいです。
最近のゲーミングマウスでは当たり前になってきましたが、最初からケーブルをまとめるためのバンドが付属しているためケーブルを簡単にまとめることが可能です。
接続端子はUSB-C。
個体差なのかマウスに接続した際の固定感が低く、有線接続しながらの激しいマウス操作時にはケーブルが抜けてしまう恐れがありました。
先端に接続するアダプターは少し大き目で裏面には滑り止めがついています。
そのためデスク上から滑り落ちてしまう心配がありません。
専用ソフトウェアの使い方
専用ソフトウェアは下記のリンクからダウンロードすることができます。
専用ソフトウェアでは下記の項目を細かく設定することができます。
- キー割り当て
- マクロ
- DPI
- ポーリングレート
- LOD
- 電源管理
- デバウンスタイム
- Windowsのマウスプロパティ
それぞれ説明していきますね。
キー割り当て
キー設定ではマウスの6個のボタンに任意の動作を割り振ることができます。
マクロ
DPI
初期値:400 (赤) / 800 (紫) / 1600 (青) / 3200 (緑)
上記4つのDPIステージに任意の数値を設定可能。
ポーリングレート
125 / 500 / 1000
上記3つの値に設定することが可能です。
※マウス開封直後はポーリングレートが500に設定されているため注意してください。
LOD
1mm / 2mm
上記2つの値に設定可能。
電源管理
自動的にスリーブモードに入る時間を設定できます。
初期値は3分で1 ~ 10分のお好みの時間に設定可能。
デバウンスタイム
0 ~ 16msの中でお好みのデバウンスタイムに変更可能。
Windowsのマウスプロパティ
Windowsのマウスプロパティ画面を起動することができます
Ninjutso Soraの持ち方
- かぶせ持ち
- つかみ持ち
- つまみ持ち
代表的な3つの持ち方との相性を解説しますね。
かぶせ持ち
相性:✕
かぶせ持ちとの相性は良くないです。
コンセプトとしてつかみ持ちとつまみ持ち用に設計されているため、そもそもかぶせ持ち用のマウスではないからです。
かぶせ持ちをするとお尻の膨らみが操作の安定感を阻害し、親指や小指、薬指の置く位置が迷子になってしまうことがあるでしょう。
かぶせ持ちユーザーはマウスの選択肢からSoraを外した方がいいと言えます。
つかみ持ち
相性:◎
つかみ持ちとの相性はとても良いです。
親指の付け根と小指の第一関節が適度なお尻の膨らみにしっかりとフィットし、固定されます。
それによってマウス操作の高い安定性と正確性が得られ、エイム精度向上が見込めます。
手首をつける、つけないどちらのスタイルでも問題なく扱えることでしょう。
つまみ持ち
相性:◯
つまみ持ちとの相性は良いです。
適度なくびれとお尻の膨らみによって深めに持つ / 浅めに持つ問わずに指の位置が調整しやすい印象です。
クリック部分も押す場所によっての硬さに差が少ないのでプレイに支障がでることはないでしょう。
ただし手汗をかくと表面が滑りやすくなり、グリップ力が低下するのでそこだけ注意は必要です。
Ninjutso Soraの使用感
- 適度なくびれとお尻の膨らみがあるXM1クローン形状
- とても軽いのにきしみやたわみが一切ない作り
- Huano Pink Dotスイッチによる軽くて明瞭なクリック感
- 操作性 / 静音性が高いホイール
- 水平方向のエイム精度が向上
- 有線接続しながらのプレイは非推奨
- 手汗をかくとホイールと表面が滑りやすい
上記の筆者が感じたNinjutso Soraの使用感を一つずつ解説していきますね。
適度なくびれとお尻の膨らみがあるXM1クローン形状
XM1よりもくびれが緩和され、お尻の膨らみも適度な大きさに収まっています。
そのため持ち方に自由度が増え、万人が扱いやすい形状となったと言えるでしょう。
とても軽いのにきしみやたわみが一切ない作り
超軽量化とビルドクオリティの両立を実現しています。
サイドを強く握ってもきしみやたわみがなく、マウスを振った際の「カラカラ」と音がなるマラカス現象もありません。
Huano Pink Dotスイッチによる軽くて明瞭なクリック感
軽いのにしっかりとした押し心地で指切りしやすいクリック感。
特にVALORANTのようなゲームでのタップ撃ち時には誤フルオートを防ぐことができるので大きな恩恵を感じました。
操作性 / 静音性が高いホイール
回しやすく押しやすい、加えてノッチ感がはっきりとしていて静音性が高い完璧と言っても過言ではないホイール。
APEXでホイールにジャンプや前進を割り当ててのタップストレイフを行う際も支障はありません。
水平方向のエイム精度が向上
グリップ位置とセンサー位置の関係か、水平方向のエイム精度が向上が見込めました。
180度の振り向きや咄嗟のエイムの微調整の際に照準が常にヘッドラインを保てていることを多く確認できたためVALORANTのようなゲームでは恩恵を感じることが多くあるでしょう。
有線接続しながらのプレイは非推奨
USB-C端子の接続が結構ゆるく、軽い力で簡単に着脱できてしまいます。
充電に関しては着脱がしやすいことはメリットになりますが、有線接続時のプレイを想定した場合はデメリットになりえます。
わざわざ無線マウスを有線接続のみでプレイされる方は少ないと思いますが、上記の理由から有線接続しながらのプレイはおすすめできないと言えます。
手汗をかくとホイールと表面が滑りやすい
マットコーティングがされた表面仕様で通常時は問題ありませんが、手汗をかくと滑りやすくなりグリップ性能が低下します。
ホイールの表面も同様で、手汗をかくとホイール上で指が滑ってしまいホイール操作が適切に行えないことがあります。
気になる方はグリップテープや頻繁に手汗を拭き取るといった対策が必要と言えるでしょう。
まとめ
今回は【Ninjutso Sora】をレビューさせていただきました。
ここまでお話ししたNinjutso Soraの特徴や使用感などから実際に筆者が感じたNinjutso Soraのメリット / デメリットをまとめると下記になります。
Ninjutso Soraのメリット
- マイルドになったXM1クローン形状で扱いやすい
- 超軽量45gなのにビルドクオリティが高い
- シンプルながら痒い所に手が届く細かな機能も搭載
- 品質が良く、好みに合わせて交換できる大 / 小ソール
- 水平方向のエイムがやりやすい
Ninjutso Soraのデメリット
- 手汗をかくと表面とホイールが滑りやすい
- 入手性が悪い
こんな人にオススメ
XM1クローン形状で軽さを重視し、つまみ ~ つかみ持ちで水平エイムの精度を高めたい方にオススメ
XM1形状が好みの方は一度は試して損はないゲーミングマウスと言えるでしょう。
超軽量かつ最新センサー搭載で最大70時間のバッテリーに接続端子もUSB-C、好みに合わせたソールにDPI変更ボタンやUSBレシーバーの収納スペースもあると非の打ち所がないです。
ただしゲーミングマウスにある程度の重量 (65g~) を求める方からするとSoraは「軽すぎて使いにくい」といった意見もあると思いますが、そこは自分の好みとの相談になることでしょう。
ここまでご覧いただき、ありがとうございました!
Ninjutso Soraが気になっている方や購入を迷っている方の参考になれば幸いです。