今回は【AJAZZ AJ159APEX】をレビューしていきます。
本記事の内容
- スペック
- パッケージ同梱物
- AJAZZ AJ159APEXの特徴
- ソフトウェア
- AJAZZ AJ159APEXの持ち方と使用感
- AJAZZ AJ159APEX まとめ
- AJAZZ AJ159APEXはこんな人におすすめ
本記事の執筆者
パトス(@youlife1024)
- パトログの管理人
(FPSとゲーミングデバイスのメディア) - 根っからのFPSゲーマー
(FPS歴10年↑) - ゲーミングデバイス好き
(デバイス情報がご飯のお供)
本記事を書いている僕はFPS歴10年ほど(CSGO|PUBG|APEX|VALORANT)
僕自身がデバイス好きのFPSゲーマーなので、同じFPSゲーマー目線での悩みや疑問の解消を手助けできるはずです。
パトスのマウスの好み
- こだわり:全長118+1mm
(手が小さめでも扱いやすいサイズ感) - 形状:左右対称でくびれている
(グリップ時のフィット感が良き) - センサー:中央~ややフロント
(親指と薬指でセンサー位置を意識しやすい)
AJ159APEXは、最先端のPAW3950APEXセンサーが搭載されたつかみ持ち向けのゲーミングマウスです。
最大8000Hzのポーリングレートに対応し、OLEDディスプレイ付き充電スタンド(8Kドングル内蔵)が最初から付属することが特徴的です。
その形状はXM1形状を彷彿とさせ、特にNinjutso Sora V2に似ています。
このXM1形状のマウスは様々なメーカーで展開されているほど根強い人気があり、AJ159APEXも同じ系統に含まれることでしょう。
この記事では、Ajazz AJ159APEXの特徴や僕が実際に使ってみての使用感などを詳しく解説していきますので最後までじっくりと読んでみてください。
それでは早速本題に移っていきます。
本記事はKIBU株式会社様からサンプルを提供いただき、レビューしています。
目次
スペック
メーカー/ブランド | AJAZZ |
製品名 | AJAZZ AJ159 APEX |
形状 | 左右対称 |
寸法 (長さx横幅x高さ) |
118.3x63x37.7mm |
重量 | 約56g |
カラー展開 | ブラック ホワイト ブルー(コーティングあり) オレンジ(コーティングあり) |
ソール | PTFE |
接続ケーブル | パラコードケーブル(USB-A to USB Type-C) |
ボタン | 6 |
メインスイッチ | Huano green switch |
エンコーダー | FSWQ encoder |
MCU | - |
センサー | PAW3950APEX |
IPS | 750IPS |
最大DPI | 42000DPI |
加速度 | 50g |
最大ポーリングレート | 8000Hz |
LOD | 低/中/高 |
接続方式 | USB-C(有線) 2.4GHz(無線) |
バッテリー容量 | 400mAh |
連続動作時間 | - |
ソフトウェア | 有 |
保証期間 | - |
価格(執筆時点) | ¥11,500 → 割引価格:¥9,900 ¥11,600 → 割引価格:¥10,000(コーティングあり) |
パッケージ同梱物
同梱物 |
マウス本体 x 1 |
OLEDディスプレイ付き充電スタンド(内蔵式ドングル) x 1 |
パラコードケーブル(USB-A to USB Type-C) x 1 |
専用グリップテープ x 1 |
交換用ソール x 1set |
取扱説明書 |
AJAZZ AJ159APEXの特徴
- 形状
- コーティング
- サイズ
- 重量
- スイッチ/ボタン
- センサー
- ソール
- ケーブル
- レシーバー
- バッテリー
AJAZZ AJ159APEXの特徴を一つずつ詳しく紹介していきます。
形状
AJ159APEXは後方が高くなっており、前方にいくにつれて低くなるXM1系統の形状です。
特にNinjutso Sora V2の形状に酷似しており、特徴としては両サイドがしっかりくびれているおかげでよりグリップ感が高く仕上がっています。
後方の膨らみも手の平にすっぽり収まり、安定したフィット感をもたらします。
コーティング
- ホワイト:コーティングなし
- ブルー:コーティングあり
「コーティングあり・なし」と2種類あり、どちらも光沢感がないマット加工となります。
どちらもグリップ感は高く、手汗をかいたとしても使用中に滑ってしまうことはありませんでした。
今回使用したホワイト、ブルーの場合ではコーティングのありなしにかかわらず、表面の汚れが目立つことはありませんでした。
コーティングなし
コーティングあり
ただし気になるのはブラックのコーティングなしの場合です。
おそらくホワイトよりも汚れが目立ちやすい可能性が高いため、注意が必要です。
正直コーティングありなしによるグリップ感の違いは感じられませんでした。
サイズ
長さ | 118.3mm |
横幅 | 63mm |
高さ | 37.7mm |
グリップ幅 | 53mm(実測値) |
小型~中型マウスに分類されるサイズ感です。
横幅やグリップ幅が広めなXM1クローン形状ですが、AJ159APEXは両サイドがしっかりとくびれており、横幅とグリップ幅がせまめが好きな層に間違いなく刺さります。
形状が似ているマウスとのサイズ比較
XM1クローン形状の中でも、特に握った感じが似ていると感じたマウスと比較してみました。
ただし、これらのマウスを好む方はAJ159APEXも気に入ると思います。
LAMZU Atlantis Miniとのサイズ比較
Ninjutso Sora V2とのサイズ比較
重量
公称値 | 約56g |
実測値 | 57.6g |
重量は実測値で57.6gでした。
個人的に軽量マウスの分類が~60g台なので、最軽量とまではいかないものの軽量マウスに分類される重さですね。
軽量マウスの中でも軽すぎず、重すぎずとある意味バランスの取れた重さとも言えます。
スイッチ/ボタン
- メインスイッチ
- ホイール
- サイドボタン
- DPIボタン
- 切替スイッチ
各種スイッチ、ボタンを説明していきます。
クリック音やスイッチ音は以下の動画を参考にしてみてください。
メインスイッチ
メインスイッチはセパレート型となっていて、若干押し込み時のグラつきが残ります。
このグラつきは気にしたら気になるレベルの微小なグラつきですが、一部気になる人がいるかもしれません。
Huano green switchが使われており、クリック感は左右で変わらず良好です。
どこを押してもクリック感は変わらず、クリック音は「カチカチ」という少し高め音になります。
跳ね返りも適切で、押し込み、指切りどちらもしやすいです。
例えるならLogicool G PRO X SUPERLIGHTのクリック感を少し重たくしたような感じがしっくりきます。
ホイール
FSWQ encoderが使われたノッチ感が薄めなスクロールホイールです。
勢いよく回した際の動作音は非常に小さく、一つ一つの動作音はほぼ無音レベルで小さいです。
ただしホイールの押し込みは軽く、滑りやすいのでホイールの押し込みに重要なキーをバインドしている場合は要注意です。
サイドボタン
マウス本体から少し飛び出ており、光沢のある小さめなサイドボタンです。
2つのサイドボタンの中央に隙間があることで、片方のサイドボタンを間違って押してしまうリスクを減らせます。
ただし、サイドボタンはつるつるとしていて手汗等の関係でとても滑りやすくなるため注意が必要です。
DPIボタン
- 400 DPI(赤)
- 800 DPI(緑)
- 1200 DPI(青)
- 1600 DPI(水色)
- 2400 DPI(黄)
- 3200 DPI(紫)
DPIボタンにより、400 / 800 / 1200 / 1600 / 2400 / 3200と6段階のDPI調整が可能です。
切替スイッチ
- 上:2.4GHz
- 中央:電源OFF
- 下:Bluetooth
スイッチの切り替えにより、電源OFFや接続タイプの切り替えが可能です。
センサー
センサー | PAW3950APEX |
IPS | 750IPS |
最大DPI | 42000DPI |
最大ポーリングレート | 8000Hz |
加速度 | 50g |
最先端のPAW3950APEXセンサーが搭載されており、センサーはややフロント寄りに位置します。
AJ159APEXの特徴でもあるPAW3950APEXセンサーは、最大42000DPIまで設定できるようですが、設定する方はいるんでしょうか。
おそらく「ここまでの値を設定できるんだぜ」と性能をアピールするために歌っているんじゃないかと思っています。
ソール
初期ソールは黒のPTFEソールです。
滑りは結構なコントロール寄りで、コントロールマウスパッドで使用した場合は引っかかりがとても大きい印象を受けました。
むしろガラスパッドと一緒に使うソールと思えばちょうどいい滑りなんじゃないかと思うほどです。
ソールの厚さは実測値で0.4mmでした。
とても薄めではあるもののソールの貼付場所に段差がついているため、滑走時に底面を擦る感触はありません。
個人的に気になったのはこのセンサー周辺に申し訳程度で貼られている極小ソールです。
センサーを囲むようなソールにしなかった理由は何なんでしょうね。
ケーブル
柔軟性のあるパラコードケーブルが採用されています。
ケーブルバンドも標準装備です。
これは地味にありがたい。
接続端子はUSB-A to USB-C端子で、多くのゲーミングマウスをはじめとし、様々な機器と互換性のある端子です。
レシーバー
8Kドングルが内蔵されたOLEDディスプレイ付き充電スタンドです。
一般的なゲーミングマウスに付属するタイプのレシーバー付属しません。
重量は実測値で58.2gあり、マウスを接続してもしっかりと支えてくれます。
OLEDディスプレイにはマウスの様々な情報が表示されます。
ただし、この充電スタンドには以下2点ほど気になった点がありました。
- 接合部から接着剤がはみだしている
- 裏面の滑り止めが異様にべたべたしている
接合部の接着剤に関しては、この価格帯であれば許容範囲内、何か害があるわけではないので特に気にしませんでした。
ですが、裏面の滑り止めは許容できないべたつきがあったので、元々貼りつけられていたフィルムを貼り直したぐらいです。
指やデスクにべたつきが移る可能性もあるので、気になる人はフィルムを剥がさずにそのままで使うこともできます。
OLEDディスプレイには、こんな感じで自分好みの画像やGIF画像を設定することができます。
バッテリー
バッテリー容量 | 400mAh |
連続動作時間 | 8K運用で約40時間(実測値) |
公式に連続動作時間は表記されていませんが、8K運用でバッテリーフルから1度も充電せずに使い続けた結果、実際の連続動作時間は約40時間ほどでした。
8Kで約40時間もつのは控えめに言って驚きでした。
実際環境によって多少前後すると思いますので、参考までにお願いします。
ソフトウェア
AJAZZ AJ159APEXはWebソフトウェア対応となっており、下記のリンクからアクセスすることができます。
ソフトウェアで設定できる項目を下記に抜粋しました。
- マウス設定
- DPI設定
- パラメーター設定
- スクリーン設定
- コミュニティ共有
それぞれ説明していきますね。
※バージョンによって画面の表示内容が異なる場合があります
マウス設定
ボタン割当などを行うことができます。
DPI設定
- 400 DPI(赤)
- 800 DPI(緑)
- 1200 DPI(青)
- 1600 DPI(水色)
- 2400 DPI(黄)
- 3200 DPI(紫)
DPIの初期値は6段階となっています。
設定したDPIはマウス底面のDPIボタンで変更可能。
パラメーター設定
マウスの機能を設定/変更することができます。
ただし記事執筆時点では翻訳が不正確であるため、一部何の設定なのかわからない項目があります。
翻訳に関しては今後のアップデートで改善が予定されています。
オープンソースwebソフトの日本語翻訳が雑だという意見をいただきましたので現在正しい日本語バージョンのソフトウェアを作成いたします、
正式発売までに間に合えるように頑張って参ります🫡 https://t.co/V9h9JaYuqv— KIBU株式会社 (@KIBUJP) June 11, 2024
スクリーン設定
充電スタンドのディスプレイに表示させる画像orGIF画像を設定できます。
コミュニティ共有
他のユーザーが登録した画像を共有することができます。
おなじみGameGeekさんがいらっしゃいますね!
AJAZZ AJ159APEXの持ち方と使用感
パトスの手の大きさと持ち方
手の大きさ:長さ170mm|幅80mm
持ち方:かぶせ寄りのつかみ持ち
「つかみ持ちユーザーの新たな選択肢」
タイトルにもあるとおり、AJ159APEXはXM1クローン形状でありながら横幅とグリップ幅がせまく、グリップのしやすさが向上しています。
そのことから単純に僕のような手の小さいことが原因でXM1(XM2we)やNinjutso Sora V2が何となく手に合わなかったユーザーとの相性が良いと感じました。
かぶせ持ちはあまりおすすめできません。
マウス自体の重心が後方に位置することからかぶせ持ちをしてしまうとマウス前方が浮いてしまい、操作に支障をきたします。
全体的に癖のない万人受けなつかみ持ち形状となっており、確かなフィット感を得られながらも操作のしやすい形状です。
それとこれはプラシーボ効果なのかもしれませんが、他のマウスのセンサーと比べてマウス操作の解像度が高い気がしました。
特に素早くマウスを動かした際の挙動がそう感じさせたのですが、これに関しては特にデータとかがなく、個人の感覚になるので「へぇ~」ぐらいに思っていただけると助かります。
ただし、初期ソールに関しては結構コントロール寄りな操作感なので、だいぶ好みが分かれそうな印象を受けました。
初期ソールxコントロールマウスパッドは修行でもさせられてるのかってぐらい初動重たくなりましたね。
AJAZZ AJ159APEX まとめ
AJAZZ AJ159APEXをまとめると以下のとおりです。
総合評価 (4.5)
メリット
- くびれのあるNinjutso Sora V2形状
- コーティングありなしにかかわらず滑りづらく、グリップしやすい
- 最先端のPAW3950APEXセンサー搭載
- 良好なクリック感
- 充電の煩わしさを軽減する充電スタンド
- 1万円弱の価格帯でありながらビルドクオリティが高い
デメリット
- ホイールの押し込みが滑りやすく、誤爆の危険性
- だいぶコントロール寄りな初期ソール
- 裏面の滑り止めがべたつく充電スタンド
- レシーバーがないため、充電スタンド(8Kドングル内蔵)の使用必須
AJAZZ AJ159APEXはこんな人におすすめ
- 左右対称形状が好みの人
- つかみ持ちの人
- XM1クローン、特にNinjutso Sora V2の形状が好みの人
- 8000Hzをを使いたい人
- 安めなゲーミングマウスを探している人
今回は【AJAZZ AJ159APEX】をレビューさせていただきました。
両サイドが絶壁系のつかみ持ち向けマウスが合わない!両サイドはくびれていてほしい!
そう感じている人はAJ159APEXで幸せになれるかもしれません。
特徴的な充電スタンドは、日常的な充電の煩わしさをと無くしてくれる反面、置き場所を取ってしまうので一長一短ではあります。
充電スタンドが問題ないと感じる人は、ぜひ検討してみてください。
ここまでご覧いただき、ありがとうございました!
この記事が、AJAZZ AJ159APEXを気になっている方や購入を迷っている方の参考になれば幸いです。
以上、パトス(@youlife1024)でした。