当サイトの記事内にはアフィリエイト広告や商品プロモーションが含まれる場合があります。

ゲーミングマウス

【ZOWIE EC3-CW レビュー】高パフォーマンスを実現するZOWIE初のワイヤレスゲーミングマウス

今回は【ZOWIE EC3-CW】をレビューしていきます。

 

  本記事の内容

  • カタログスペック
  • パッケージ同梱物
  • EC3-CWの特徴
  • プラグアンドプレイ
  • EC3-CWの持ち方と使用感
  • EC3-CWはこんな人におすすめ
  • まとめ

 

  本記事の執筆者

パトス(@youlife1024

  • パトログの管理人
    (FPSとゲーミングデバイスのメディア)
  • 根っからのFPSゲーマー
    (FPS歴10年↑)
  • ゲーミングデバイス好き
    (デバイス情報がご飯のお供)

本記事を書いている僕はFPS歴10年ほど(CSGO|PUBG|APEX|VALORANT)

僕自身がデバイス好きのFPSゲーマーなので、同じFPSゲーマー目線での悩みや疑問の解消を手助けできるはずです。

 

  パトスのマウスの好み

  • こだわり:全長118±1mm
    (手が小さめでも扱いやすいサイズ感)
  • 形状:左右対称でくびれている
    (グリップ時のフィット感が良き)
  • センサー:中央~ややフロント
    (親指と薬指でセンサー位置を意識しやすい)

 

ZOWIEから満を持して発売された初のワイヤレスゲーミングマウス「EC-CW

  • LargeサイズのEC1-CW
  • MediumサイズのEC2-CW
  • SmallサイズのEC3-CW

と3種類のサイズ展開がある中で、今回レビューさせていただくのはSmallサイズのEC3-CWです。

 

右手に特化したエルゴノミクスデザインで、有線版EC3-Cの形状が踏襲されつつもよりグリップしやすい形状へとアップデートされています。

 

また大きな特徴として充電スタンドとワイヤレスレシーバーを兼任する大型レシーバー「エンハンストワイヤレスレシーバー」が付属します。

このエンハンストワイヤレスレシーバーによって

  • より安定した無線接続
  • 予期せぬ通信干渉の可能性を低減
  • パフォーマンスの不具合を回避

することができるようになるとのこと。

 

この記事では、EC3-CWの特徴や僕が実際に使ってみての使用感などを詳しく解説していきますので最後までじっくりと読んでみてください。

それでは早速本題に移っていきます。

総合評価 (4.5)

メリット

  • フィット感が高く、腕の疲労感を軽減する右手用エルゴノミクスデザイン
  • 好みに合わせて選択できるサイズ展開
  • 左右でクリック感が変わらず、適切な押し心地なメインスイッチ
  • ノッチ感がはっきりしながらも回しやすいスクロールホイール
  • マウス本体から設定を変更できるドライバレス設計
  • 柔軟性があり、取り回ししやすいパラコードケーブル
  • 置くだけ充電で便利な充電スタンド機能を持ち、電波干渉を防ぎ、パフォーマンスの不具合を回避するエンハンストレシーバー

デメリット

  • トレンドマウスに比べて重たい重量
  • 薄く、底面が擦れる初期ソール
  • 指紋や汚れが目立ちやすいコーティング
  • やや高価な価格設定

本記事はベンキュージャパン様からサンプルを提供いただき、レビューしています。

 

カタログスペック

メーカー BenQ
ブランド ZOWIE
製品名 ZOWIE EC3-CW
形状 左右非対称エルゴノミクスデザイン
寸法
(長さx横幅x高さ)
119x66x41mm
重量 ・76g(公称値)
・75g(実測値)
カラー展開 ブラック
ソール PTFEソール
(実測値:0.5mm)
接続ケーブル USB-A to USB-Cパラコードケーブル
ボタン 7
メインスイッチ -
センサー Pixart 3370
IPS 400
DPI 400/800/1600/3200
加速度 50G
レポートレート 125/500/1000Hz
LOD High/Medium/Low
接続方式 ・USB-C(有線)
・2.4GHz(無線)
バッテリー 最大70時間
ソフトウェア
保証期間 1年間
価格(執筆時点) ¥17,800

 

目次へもどる

パッケージ同梱物

同梱物
マウス本体 x 1
ワイヤレスレシーバー x 1
レシーバーアダプター x 1
エンハンストワイヤレスレシーバー x 1
USB-A to USB-Cパラコードケーブル x 1
交換用ソール x 1
取扱説明書等

 

EC3-CWの特徴

  • 外観/形状
  • サイズ
  • 重量
  • スイッチ/ボタン
  • センサー
  • ソール
  • ケーブル
  • レシーバー
  • エンハンストワイヤレスレシーバー

EC3-CWの特徴を一つずつ詳しく紹介していきます。

 

外観/形状

ECシリーズと言えばおなじみの左右非対称エルゴノミクスデザイン。

トップのゆるやかなカーブは自然と手のひらにフィットし、人間工学に基づいた形状は長時間の使用時に腕の疲労感を軽減してくれます。

 

サイズ

引用元:ZOWIE

長さ 119mm
横幅 ‎66mm
高さ 41mm

EC-CWシリーズの中では一番小さいSmallサイズになりますが、マウス自体のサイズ感は小型~中型サイズな印象。

僕のような手の長さが170mm、横幅80mmでちょうどいいと感じるサイズ感でした。

参考までに最近のエルゴ、ハーフエルゴマウスとのサイズを比較してみました!
パトス

 

  Xliteとのサイズ比較

XliteはEC3-CWよりも一回り大きく感じます。

もしもXliteのサイズ感でちょうどいいと感じる場合はEC2-CWがベストサイズになるかもしれません。

 

  Thornとのサイズ比較

ThornはEC3-CWとほぼ同じサイズ感ですが高さがあります。

マウスの頂点からお尻にかけての膨らみが大きいので体感だと一回り大きく感じます。

 

  OGM PRO 墨羽とのサイズ比較

OGM PRO 墨羽はハーフエルゴというメインスイッチ部分に傾斜のない独特な形状で、EC3-CWとサイズ感は似ているものの使用感は左右対称マウスに近く、全くの別物マウスです。

 

  NP-01Sとのサイズ比較

NP-01Sもハーフエルゴというメインスイッチ部分に傾斜のない独特な形状で、こちらは低背形状になっているためEC3-CWと比べてフィット感よりも操作性を重視されています。

 

 

体感サイズ

NP-01S<EC3-CW<OGM PRO 墨羽<Thorn<Xlite

※左に行くほど小さく、右に行くほど大きい

 

重量

公称値 76g
実測値 75g

重量は75g(実測値)で、有線版EC3-Cよりも約5gほど増量しています。

 

ここ最近のトレンドマウスは軽量化が進んでいるため、そこと比較をすると結構重ためです。

普段60g以下のマウスを使っている人はなおさら重さを感じることでしょう。

 

ZOWIEなら重量を軽くすることもできたと思いますが、ビルドクオリティなども踏まえた上であえて70g台の重量として設計しているのかもしれませんね。

逆にこの重たさがマウスの高級感につながっているとも言えますね。
パトス

 

目次へもどる

スイッチ/ボタン

  • メインスイッチ
  • ホイール
  • サイドボタン
  • DPIボタン
  • レポートレートボタン
  • 切替スイッチ

各種スイッチ、ボタンを説明していきます。

 

  メインスイッチ

メインスイッチは一体型となっており、比較的手前側でもクリックすることができます。

クリック感は左右で変わらず良好でクリック音は「カチカチ」と高めの音になります。

跳ね返りも適切で、押し込みはもちろんタップ撃ちなどの際にも指切りがしやすいです。

 

  ホイール

ノッチ感がはっきりしながらも回しやすい24段階のスクロールホイールです。

勢いよく回した際の動作音は比較的大きめですが、一つ一つの動作音は気にならないレベルで静かです。

ホイールの押し込みは少しだけ前後に滑りやすいですが、適切な硬さに設定されていて押しやすいです。

 

  サイドボタン

マウス本体から少し飛び出た光沢のある太めのサイドボタンです。

親指のすぐ上に位置するため、グリップ位置からサイドボタンへスムーズに親指を移動させることができます。

撃ち合いの最中などのミスが許されない場面でもマウス操作に支障をきたす心配がありません。

 

  DPIボタン

  • 400(レッド
  • 800(パープル
  • 1600(ブルー
  • 3200(グリーン

DPIボタンを押すことで400、800、1600、3200と色に対応するDPIを段階ごとに変更可能。

 

  レポートレートボタン

  • 125Hz
  • 500Hz
  • 1000Hz

レポートレートボタンを押すことで125、500、1000Hzとレポートレートを段階ごとに変更可能。

 

  切替スイッチ

  • 左:ワイヤレスレシーバー
  • 中央:電源OFF
  • 右:エンハンストワイヤレスレシーバー

接続方式の切り替えが可能。

 

センサー

センサー Pixart 3370
IPS 400
DPI 400/800/1600/3200
ポーリングレート 125/500/1000Hz
加速度 50G

※センサー位置は目安になります。

Pixart社の3370センサーが搭載されており、センサーはほぼ中央に位置します。

最新のセンサーが搭載されているわけではないですが、有線版EC3-Cに搭載されていた3360センサーより性能はアップデートされています。

 

ソール

初期ソールはZOWIE特有の黒色ソールで、上部が充電スタンドに接続する関係で分割ソールとなっています。

そのため有線版EC3-Cのソールとは互換性はありません。

 

ソールの厚さは実測値で0.5mmでした。

結構薄めで滑りはまずまず、操作時に底面が擦れる感触があります。

 

エッジはしっかりと丸められていますが、やはり薄いのが気になるところ。

そのためソールの薄さが気になる人は以下のようなサードパーティ製ソールに交換することも視野に入れていいと思います。

 

ケーブル

柔軟性のあるパラコードUSB-Cケーブルです。

エンハンストワイヤレスレシーバーでの無線接続が主になると思うので使用頻度はあまり高くないと思いますが、

万が一有線接続で使う場合でも有線の煩わしさを最小限に抑えながら使用できる柔らかさです。

 

しっかりとケーブルをまとめるためのバンドが付属しています。

これがあると収納やまとめる時に非常に便利なのであるだけ得です。

 

接続端子はUSB-A to USB-C端子で、多くのゲーミングマウスをはじめとし、様々な機器と互換性のある端子です。

 

レシーバー

一般的なゲーミングマウスに付属するレシーバーです。

こちらを使用することもできますが、やはり後述するエンハンストワイヤレスレシーバーを使用することを推奨します。

 

エンハンストワイヤレスレシーバー

充電スタンド機能を持ち、予期せぬ通信干渉の可能性を低減しながらパフォーマンスの不具合を回避することができる大型レシーバーです。

 

このレシーバー、実際に使うまでは「大きくて場所とるから邪魔なんじゃないか」と思っていましたが良い意味で裏切られました。

というのも僕は極度のめんどくさがりで、無線マウスをケーブルにつないで充電するという行為自体をめんどくさいと感じてしまう性格です。

このめんどくさがりが原因となり、今まで何度もゲーム中に充電切れを起こしていました。

 

ですがエンハンストワイヤレスレシーバーであればケーブルに接続することなく、置くだけ充電なので、

めんどくさがりの僕でも常に充電することができ、プレイ中に充電切れを起こす心配がなくなりました。

 

このように小さなめんどくさいと感じる行為をなくせるのも大きなメリットだなと感じました。

ただ別売りのアクセサリとして販売して、本体価格をもう少し安くしてもよかったんじゃないかと思うところはありますね。
パトス

 

裏面にはUSB-C端子があり、ここに付属のケーブルを接続することになります。

 

重量は実測値で99gあり、振動等で倒れることなく安定感がある重さでした。

 

接続すると上記のような感じで、充電されているかどうかはマウス本体のLEDが点灯の有無で確認できます。

  • 白く点灯:スリープモード
  • 暗い白:標準稼働時
  • オレンジ色に点滅:信号が弱い状態

というようにLEDの点灯によってマウスの状態確認ができます。

 

ちなみにマウスパッドにマウスを置いての充電が真っすぐな状態となり一番安定します。

 

目次へもどる

プラグアンドプレイ

EC3-CWにはドライバーのインストールが不要なプラグ&プレイが採用されており、マウス本体で全ての設定をすることができます。

個人的にマウスのドライバレスは推奨派!ドライバーのインストールが不要で直感的な操作で設定を変更できてめちゃくちゃ便利!
パトス

 

  DPIの変更

マウス底面のDPIボタンで変更可能。

LEDの色に応じてDPIの値が変わります。

  • 400(レッド
  • 800(パープル
  • 1600(ブルー
  • 3200(グリーン

 

  レポートレートの変更

マウス底面のレポートレートボタンで変更可能。

  • 125Hz
  • 500Hz
  • 1000Hz

 

  LODの変更

ワイヤレス接続の場合は、最初にマウスの電源をOFFにして以下のキーを同時に押しながら電源をONにします。

有線接続の場合は、最初にケーブルを外し、以下のキーを同時に押しながらケーブルを接続します。

  • Low:手前のサイドボタン+左クリック
  • Medium:奥側のサイドボタン+左クリック
  • High:手前側のサイドボタン+左クリック+右クリック

 

  クリック応答時間の変更

ワイヤレス接続の場合は、最初にマウスの電源をOFFにして以下のキーを同時に押しながら電源をONにします。

有線接続の場合は、最初にケーブルを外し、以下のキーを同時に押しながらケーブルを接続します。

  • 応答時間(高速):手前側サイドボタン
  • 応答時間(標準):奥側サイドボタン

 

目次へもどる

EC3-CWの持ち方と使用感

 

  パトスの手の大きさと持ち方

手の大きさ:長さ170mm|幅80mm

持ち方:かぶせ寄りのつかみ持ち

 





  相性:◎

  相性:◯

  相性:✕


 

僕の手の大きさ(長さ170mm|幅80mm)ではEC3-CWはちょうどいいサイズ感でした。

この手の大きさよりも少し大きい人はEC2-CW、もっと大きい人はEC1-CWを選ぶと自分の手にフィットするかと思います。

 

コーティングは指紋や汚れが目立ちやすいですが、手に吸着し滑りづらいため、インゲームでの恩恵は大きいです。

 

右手用のエルゴノミクスデザインのため、高いフィット感が特徴的で、持ち方別相性は

  • かぶせ持ち
  • つかみ持ち
  • つまみ持ち

の順番で相性が良く、つまみ持ちユーザーには向かずにかぶせ持ち、つかみ持ちユーザーにおすすめ。

軽いマウスではなく、ある程度重さがあるマウスの方が扱いやすいと感じる方に最適ですね。

 

また使い終わったら片手でエンハンストワイヤレスレシーバに乗せるだけで充電が可能で、両手いらずの充電が非常に便利です。

 

目次へもどる

EC3-CWはこんな人におすすめ

おすすめ

  • 左右非対称エルゴノミクスデザインが好み
  • かぶせ持ちユーザー
  • 有線版EC3-Cからの移行を考えている
  • クオリティの高いマウスを使いたい
  • ある程度重さがある方が操作しやすい
  • めんどくさがりやでマウスの充電を楽にしたい

 

目次へもどる

まとめ

今回は【ZOWIE EC3-CW】をレビューさせていただきました。

 

右手用のエルゴノミクスデザインで、かぶせ持ちやつかみ持ちに適したゲーミングマウス。

昨今の軽いことが求められるゲーミングマウスですが、そこにとらわれずにクオリティや性能を重視する姿勢が逆に信頼できるポイントとも言えますよね。

 

他に類を見ない大型のエンハンストワイヤレスレシーバーは、場所をとるものの安定したワイヤレス環境を提供し、

日頃の「充電」という行為を楽にしてくれます。

 

発売当時の21,800円という価格は購入まで中々踏み切れない大きな障壁となりえましたが、

現在(2023年12月時点)では17,800円まで値下げされていて当時よりは購入しやすくなっています。

 

EC3-CWは左右非対称のエルゴノミクスデザインで、ある程度の重さとクオリティの高さ、インゲームにおいてのパフォーマンスを高めたいと思う人の選択肢になることでしょう。

 

ここまでご覧いただき、ありがとうございました!

この記事が、EC3-CWを気になっている方や購入を迷っている方の参考になれば幸いです。

以上、パトス(@youlife1024)でした。

総合評価 (4.5)

メリット

  • フィット感が高く、腕の疲労感を軽減する右手用エルゴノミクスデザイン
  • 好みに合わせて選択できるサイズ展開
  • 左右でクリック感が変わらず、適切な押し心地なメインスイッチ
  • ノッチ感がはっきりしながらも回しやすいスクロールホイール
  • マウス本体から設定を変更できるドライバレス設計
  • 柔軟性があり、取り回ししやすいパラコードケーブル
  • 置くだけ充電で便利な充電スタンド機能を持ち、電波干渉を防ぎ、パフォーマンスの不具合を回避するエンハンストレシーバー

デメリット

  • トレンドマウスに比べて重たい重量
  • 薄く、底面が擦れる初期ソール
  • 指紋や汚れが目立ちやすいコーティング
  • やや高価な価格設定

 

目次へもどる

スポンサーリンク

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

パトス

実体験から得た知識をもとに画像メインでわかりやすさを重視したFPS・レビューブログ

主にPCでFPSをやるゲーマー、これからPCでFPSをやりたいゲーマーに向けて役立つ情報発信を心がけて運営しています。

筆者の使用デバイスについてはパトスのデバイス環境をチェックしてみてください。

レビュー記事執筆のご依頼等はお問い合わせからお願いします。

-ゲーミングマウス
-, , ,

© 2024 パトログ