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ゲーミングマウス

【QSPEC FUJI レビュー】ガラスなのにストッピング性能が高いG PRO X SUPERLIGHT専用のガラスソール

QSPEC FUJI_レビュー

今回はQSPEC FUJIをレビューしていきます!
パトス

注意

※本記事は製品発売前の試作品をご提供いただいてのレビューになるため製品発売時には一部仕様や同梱品が異なる場合があります。

  本記事の内容

  • QSPECとは
  • 最初に知りたい!QSPEC FUJIの要点まとめ
  • パッケージ同梱物
  • カタログスペック
  • QSPEC FUJIの特徴
  • QSPEC FUJIの貼り付け方
  • QSPEC FUJIの使用感
  • マウスパッドとの相性
この記事を書いている僕はFPS歴9年ほど(CSGO→PUBG→APEX→VALORANT)
僕自身がゲーマーなので、同じゲーマーの悩みや疑問の解消を手助けできるはずです。
パトス

 

今回はQSPEC様 (@QSPEC_official) よりご提供いただいた【QSPEC FUJI】をレビューしていきます。

QSPECはQuintette Shizuokaとセヌウィー合同会社が協力して始動したeスポーツデバイスブランド。

その第一弾となるのがG PRO X SUPERLIGHT専用の「PTFEソール:SURUGA」と「ガラスソール:FUJI」です。

 

 

QSPEC SURUGA/FUJI

引用元:Amazon

 

ガラスソールと言えば初動と滑走速度が速く止めづらいというイメージがありますが、QSPEC FUJIはコントロール系のガラスソールです。

そのため初動の滑り出しの速さを実現しながらビタっと止めることのできるストッピング性能を併せ持っています。

 

この記事ではそんなQSPEC FUJIの特徴や実際に筆者が感じた使用感などを詳しく解説していきますので最後までじっくりと読んでみてください。

それでは早速本題に移っていきますね。

QSPECとは

QSPECとは

Quintette Shizuokaとセヌウィー合同会社が協力して始動したeスポーツデバイスブランドです。

第一弾となるGPRO X SUPERLIGHT専用のマウスソールの他にも今後様々なデバイスも販売予定とのこと。

 

最初に知りたい!QSPEC FUJIの要点まとめ

QSPEC FUJI_要点

要点を先に知りたい方向けに僕がQSPEC FUJIを使って感じたことを以下にまとめました
パトス

 

QSPEC FUJIのまとめ

  • コントロール系ガラスソール
  • 初動の速さと高いストッピング性能を併せ持つ
  • 摩耗性が極端に低くPTFE素材と比べてソールを買い替える頻度が少ない
  • 扱いこなすには脱力と力みの使い分けが必要
  • 湿度による操作性の変化が激しい
  • 中間層が硬いスピード寄りのマウスパッドとの相性が良い
  • 中間層がやわらかいコントロール寄りのマウスパッドとの相性が悪い
  • 初動の抵抗感をなくした滑り出しの速さと正確に狙った場所でビタっと止める操作感を手に入れたい方にオススメ

 

パッケージ同梱物

QSPEC_開封

QSPEC FUJI_同梱物

同梱物
ガラスソール FUJI x 1
ソール剥がしツール x 1
アルコールクリーナー&クリーニングクロス x 1
説明書 x 1

ガラスソールが破損しないようにしっかりと緩衝材に入った形で梱包されています。

 

QSPEC_ソール剥がしツール

ソールをはがす際に便利なソール剥がしツールが付属しています。

自分でマイナスドライバーなどのツールを用意せずにソールをはがせるようになるためとてもありがたい同梱品です。

ソール剥がしツールは今後のソール交換時にも使えるため重宝しますね!
パトス

 

QSPEC_説明書

ソール貼り換えをしたことがない方にもやさしく、ソールの貼り換え手順が記載されています。

 

カタログスペック

QSPEC FUJI_カタログスペック

メーカー / ブランド ‎QSPEC
製品名 FUJI
素材 ガラス
カラー展開 ・Black
・White
価格 ¥ 2,980

 

QSPEC FUJIの特徴

QSPEC FUJI_特徴

  • 素材
  • 重量
  • 厚さ
  • エッジ処理

上記のQSPEC FUJIの特徴を一つずつ紹介していきますね。

 

素材

QSPEC FUJI_素材

100%ガラス素材で作られたマウスソールです。

一般的なPTFEソールとは異なる異なる操作感となり、大きな特徴として材質上、摩耗性が極端に低くPTFE素材と比べて劣化が少ないためソールを買い替える頻度が少なくなります。

ただし理想とする操作感を追求した結果、非常に薄い加工となっているとのことで、落としたり衝撃を与えてしまうと割れてしまう可能性があるため注意が必要です。

 

重量

QSPEC FUJI_重量

重量は実測値で5gでした。

ガラスソールの中では軽い部類ですが、多少なりともマウスの重量に加算されます。

 

厚さ

QSPEC FUJI_厚さ

厚さは実測値で0.6mm。

ゲーミングマウスの初期ソールに多く採用されている厚さですが、体感だと数値以上に薄く感じました。

そのため、割れやすい可能性があるので注意が必要です。

 

エッジ処理

QSPEC FUJI_エッジ処理

QSPEC FUJI_エッジ処理

エッジは適切に処理されていてしっかり丸められています。

そのため引っかかりが軽減され、軽快な操作を可能にしてくれます。

QSPEC FUJIの貼り付け方

QSPEC FUJI_貼り付け方

QSPEC FUJIの貼り付け方

  • ソールガイドにツールを差し込み、ソールをはがす
  • マウス底面に残った粘着剤を拭き取る
  • QSPEC FUJIを貼り付ける

大きく分けると上記の手順になります。

ここから実際の貼り付け方について詳しく解説していきます。

 

より詳しいマウスソールの交換方法や剥がし方について知りたい方は以下の記事を参考にしてみてください。

 

ソール交換の必要性やメリット・デメリット、交換作業をスムーズに行うために必要な知識とアイテムに加えて、よくある質問に対する回答や、交換作業の手順も簡潔にまとめています。

マウスソールの交換方法・剥がし方を解説
マウスソールの交換方法を解説!失敗せずにキレイに貼るためには

 


  • ソールガイドにツールを差し込み、ソールをはがす

    QSPEC FUJI_貼り付け方 1

    ソールガイドにツールを差し込んで既に貼りつけられているソールをはがしていきます。

    ここで強くツールを差し込んだりしてしまうとマウスの底面を傷づけてしまうため注意してください。

    + 強くツールを差し込んでしまうと...

    QSPEC FUJI_貼り付け方 8

    筆者はソールガイドにツールを強く差し込んでしまい、上記画像のようにマウスの底面に傷がついてしまいました。

    もし付属のツールを使わない場合はつまようじなどの比較的やわらかい物を使うとマウスの底面に傷がつきにくいです。

    QSPEC FUJI_貼り付け方 2

    G PRO X SUPERLIGHTの初期ソールをはがすと裏面にもう一層黒いソール下地があります。

    表面のソールだけでなく、しっかり裏面の黒いソール下地まではがしましょう。

    QSPEC FUJI_貼り付け方 3

    これが黒いソール下地もはがせている状態です。

    QSPEC FUJI_貼り付け方 4

    マウスの底面のねじ穴が見えていれば完全にソールをはがせています。


  • マウス底面に残った粘着剤を拭き取る

    QSPEC FUJI_貼り付け方 5

    ソールをはがし終えるとマウスの底面には粘着剤が残っている場合があります。

    粘着剤が残っていると正常にソールの貼り換えができないため付属のアルコールクリーナー等で拭き取っていきます。

    QSPEC FUJI_貼り付け方 6

    付属のアルコールクリーナーは小さく、場合によってはすべて拭き取れない可能性があるため別でアルコールティッシュ等があれば安心できます。

    QSPEC FUJI_貼り付け方 7

    このようにマウス底面の粘着剤がキレイに拭き取れていれば大丈夫です。


  • QSPEC FUJIを貼り付ける

    QSPEC FUJI_貼り付け方 9

    マウスの底面にQSPEC FUJIを貼り付けます。

    素手で行っても問題はありませんが、ピンセット等を使えば皮脂などが付着することを防げます。

    + 貼り付け前に気になった点

    QSPEC FUJI_テープはみ出し

    裏面の粘着剤が少しはみ出ていました。

    これははみ出た粘着部分にホコリやマウスパッドの繊維などが付着しまい見た目が悪くなり、最悪の場合は操作に悪影響を及ぼします。

    レビューしているのは試供品のため実際の製品発売時には改善されているかもしれません。

    QSPEC FUJI_貼り付け方 10

    ほんの少しだけソールガイド線よりも小さめなサイズとなっていますが、操作への影響はありませんでした。

    同様の手順で他の箇所のソールも貼り換えましょう。


  QSPEC FUJI貼り付け後

 

QSPEC FUJIの使用感

QSPEC FUJI_使用感

  • 初動の速さと高いストッピング性能を併せ持つ操作感
  • 適切に扱うには脱力と力みの使い分けが必要
  • 使い始めは引っかかりを感じる場合がある
  • 湿度やマウスパッドのタイプによる操作性の変化が激しい
  • マウスパッドの中間層がやわらかいと引っかかりを感じることがある

上記の筆者が感じたQSPEC FUJIの使用感を一つずつ解説していきますね。

 

初動の速さと高いストッピング性能を併せ持つ操作感

QSPEC FUJIはガラスソール特有の滑り出しの速さに加えて、止めたい場所でしっかりと止められる高いストッピング性能を併せ持っています。

そのためガラスソールの特性上の問題であるフリックやマウスクリックをした際のわずかなブレがなくなり、より素早く正確なエイムが可能となります。

 

PTFEソールはスッと止まる、逆にQSPEC FUJIはキュッと止まるようなイメージです。

従来のガラスソールでは考えれれなかった精密なエイム合わせを可能にするので、VALORANTのようなFPSでも高いパフォーマンスを発揮できることにつながります。

 

適切に扱うには脱力と力みの使い分けが必要

パフォーマンスを発揮できるレベルで扱うには脱力と力みの使い分けが必要不可欠です。

 

トラッキングの際は常に脱力、フリックの際はおおまかな位置までは力を加えてエイムの微調整が必要な際は加えた力を少し弱めるといったマウスへの力の入れ方を常に意識し続ける必要があります。

 

もちろん個人差はありますが、PTFEソールとかけ離れた操作感に慣れるまでは時間を要することになるでしょう。

使い始めは慣れず、うまくエイムが定まらずに苦労する可能性がありますが、慣れてしまえば無意識下で力の入れ方を調節できるようになります。

 

使い始めは引っかかりを感じる場合がある

ガラスソールに貼り換えて間もないころはマウスを動かすたびにマウスパッドに引っかかるような感触がありました。

ただし数日使用すると引っかかるような感触はなくなり、よりスムーズな操作感へと変化しました。

そのため本来の性能を発揮させるには数日マウスを滑らせ、ガラスソールをある程度なじませる必要があるでしょう。

 

湿度やマウスパッドのタイプによる操作性の変化が激しい

ガラスソールは湿度や使用するマウスパッドのタイプによって良くも悪くも大きく操作感が異なります。

湿度の状況によっては初動が重たく引っかかりを感じたりするなど、同じマウスパッドでも日によって操作感が異なるため注意が必要です。

 

またPTFEソールと比べるとマウスパッドのタイプ(スピード・バランス・コントロール)による操作感の違いが激しいです。

ただし適切な環境、相性の良いマウスパッドと組み合わせた際は大きなパフォーマンス向上が見込めることでしょう。

 

マウスパッドの中間層がやわらかいと引っかかりを感じることがある

ガラスソール自体が薄く、中間層がやわらかく沈み込みが発生するマウスパッドを使用した場合、マウス操作に引っかかりや底面を擦る感覚があります。

そのためできれば中間層は硬めのマウスパッドを使うことをオススメします。

中間層がやわらかいマウスパッドを使う場合は、ある程度中間層の沈み込みを軽減できる反発感の強いマウスパッドが推奨されます。

 

マウスパッドとの相性

QSPEC FUJI_マウスパッドの相性

これまで当サイトでレビューしてきたマウスパッド使用し、相性を以下の表にまとめました。

※個人が比較した感想のため実際には異なる可能性があります。

製品名(順不同) ‎QSPEC FUJIとの相性
PureTrak MF1
PureTrak MF2
VAXEE PA
VAXEE PA Black
X-raypad AC零
Gamesense Radar
ZOWIE G-SR-SE Rouge
ZOWIE G-SR-SE DEEPBLUE
ARTISAN ライデン
XSOFT / MID
・XSOFT:△
・MID:◎
Vancer ICE
Vancer ACE
SkyPAD 3.0

QSPEC FUJIと一緒に使用するマウスパッドでオススメなのがスピード寄りのマウスパッドです。

スピード寄りのマウスパッドの場合はマウス滑走中はなるべく脱力マウスを止める際は圧をかける必要があります。

上記を意識することができれば初動の滑り出しの速さを活かして素早い照準合わせが可能となり、高いストッピング性能を活かして狙った場所に的確に止めることができるようになります。

 

そのため難易度は高めではあるもののスピード寄りのマウスパッドを使用し、条件がそろった場合は大幅なパフォーマンス向上が見込めます。

ただしガラスソールの操作感には慣れが必要になってくるので、最初はバランス系のマウスパッドを使用し操作感に慣れるのもアリです。

 

ちなみにVancerシリーズの特殊な滑走面やSkyPADのようなガラス製マウスパッドと一緒に使用するのはやめましょう。

なぜならマウスの操作性が失われるのと同時にマウスを動かすたびに「シャリシャリ」と音を立てて互いに傷つけあってしまうからです。

 

そしてコントロール寄りのマウスパッドと一緒に使うことは避けたい印象を受けました。

なぜならストッピング性能が向上する一方で初動の滑り出しの抵抗感も増してしまうため軽快な操作感が失われてしまうからです。

ガラスソールの操作感に慣れてマウスに圧をかけて止めることができるようになればわざわざコントロール寄りのマウスパッドを使用する必要はなくなるので、筆者的にはコントロール寄りのマウスパッドと一緒に使うことはあまりオススメできないという結論に至りました。

 

ただし、ここまで説明した操作感はQSPEC FUJIが薄い設計のため、マウスの底面が擦れることで生まれている操作感かもしれません。

実際の使用感は異なる可能性があるので、そこだけ注意してください。

 

まとめ

QSPEC FUJI_レビュー

今回は【QSPEC FUJI】をレビューさせていただきました。

ここまでお話ししたQSPEC FUJIの特徴や使用感などから実際に筆者が感じたQSPEC FUJIのメリット / デメリットをまとめると下記になります。

QSPEC FUJIのメリット

  • 初動の速さと高いストッピング性能を併せ持つ
  • 摩耗性が極端に低くPTFE素材と比べてソールを買い替える頻度が少ない
  • 中間層が硬いスピード寄りのマウスパッドと組み合わせると高いパフォーマンス向上が見込める

QSPEC FUJIのデメリット

  • 湿度による操作性の変化が激しい
  • マウスパッドの摩耗が早くなる
  • 中間層がやわらかいコントロール寄りのマウスパッドと組み合わせると軽快な操作感が失われてしまう

こんな人にオススメ

初動の抵抗感をなくした滑り出しの速さと正確に狙った場所でビタっと止める操作感を手に入れたい方にオススメ

 

ガラスソールは決して万人向けのソールではありませんが、適切な条件下の中では高いパフォーマンスを発揮できる見込みがあります。

また軽快な操作感が手首の負担を軽減し、長時間のプレイも可能にしてくれます。

自分に合った適切なソールを選ぶことができれば、素早く的確なエイム合わせを可能にし、撃ち合いの勝率は上がることでしょう。

 

ここまでご覧いただき、ありがとうございました!

この記事がQSPEC FUJIを気になっている方や購入を迷っている方の参考になれば幸いです。

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